Sorryだけじゃない!ごめんなさいは英語でどう使い分ける?

ごめんなさいを英語で使い分け

みんなのネタ帳!英会話コラム

日常で使える英語フレーズ

2019/10/10

シチュエーション別に使い分けよう!英語で「ごめんなさい」と謝罪するときのフレーズ

仕事や対人関係で相手に迷惑をかけてしまった時、日本人は様々な「ごめんなさい」を使い分けます。ゴメン、ごめんなさい、すみません、申し訳ございませんなど、シチュエーションや間柄によって相応しい言葉は違いますよね。
実は、英語でもそれは同じです。“sorry”だけではなく、カジュアルからフォーマルまで色々な表現が存在するので、いざという時のためにぜひ覚えておきましょう!

シチュエーション別に使い分けよう!英語で「ごめんなさい」と謝罪するときのフレーズ

カジュアルorフォーマルに謝るフレーズは?

まず、カジュアル(相手との関係が気安い場合)かフォーマル(相手の方が目上、もしくはビジネスシーンの場合)かによって、謝るためのフレーズは変わってきます。

“sorry”は表現を丁寧にするだけでぐっとフォーマルに

謝罪に使われる英語として代表的なのは、やはり“sorry”。これは単体だと友人や家族などかなり気安い間柄に相応しい謝り方で、日本語訳するなら「ゴメンね!」という感じになります。

しかし、多くの人が英語を勉強して間もないうちに覚えるであろう“I‘m sorry”に変えると、表現としてはグッと丁寧になります。その他、”sorry”を用いた例文は以下の通りです。

・Sorry about that.
すみません/ごめんなさい

・I'm so sorry.
本当にゴメンね。

・I am (We are) very sorry about the~
○○についてお詫び致します。

・I am (We are) sorry for~
~してごめんなさい。

・I am (We are) sorry that~
~について、申し訳ございません。

◆“My bad”は最もくだけた謝罪

“sorry”は、上記の通り表現方法によってはフォーマルにも使用できます。しかし、よりくだけた間柄の場合は“My bad”を用いる手もあるでしょう。

これは日本語訳すると「悪い」「悪かった」という感じで、ちょっと乱暴ですが親しい男性同士、兄弟などの間では親しみを示せそうです。ただし、こちらも出来れば”sorry”と合わせて使うのが望ましいようなので、やや上級者向けと言えるでしょう。

・Umm…my bad!
あー……すまん!

・Oh, my bad. Sorry.
あ、悪い。ごめんな。

◆“Excuse me”は「失礼します」という意味

悪いことをした、というよりも「すみません」「失礼します」といった風に、相手を気遣うニュアンスで使われる謝罪もありますよね。英語では“Excuse me”がこれに当たります。どちらかといえばフォーマルな言い方なので、ビジネスシーンでも覚えておくと便利です。

・Excuse me. Do you have a second?
すみません、ちょっと宜しいですか?

また、人とぶつかった際には“sorry”で謝るのも良いですが、ちょっと触れ合った程度なら“Excuse me”の方が表現としてはスマートです。

◆フォーマル度が高い“apologize”

最後に、ビジネスシーンでよく使用されるのが“apologize”です。これは表現としては「申し訳ございません」となり、企業がお客様に対してお詫びをする時の文章に出てくることが多いので、機会があれば見てみると良いでしょう。

・We apologize to our customers for any inconvenience.
お客様にご不便をおかけ致しまして申し訳ございません。

状況に応じて!シチュエーション別の「ごめんなさい」

謝罪に使用される代表的なフレーズは前述した通りですが、例えば「私が悪いの!」と謝りたい時や「言葉では表せないくらい申し訳ない」と言いたい場合にはどのように表現すれば良いのか? というと、以下をご覧ください。

◆私のせいで……は“My fault”、もしくは“My mistake”

・Oh it’s my mistake!
ああ、私のせいでゴメン!

・I'm sorry for my fault.
私のせいでごめんなさい。

◆言葉では言い表せない……は“I can't tell you“を使用

・I can't tell you how sorry I am.
言葉では表現できないほど申し訳ないと思っている。

他にも“I can't express”を使うと「言葉では言い表せない」という意味になります。これは謝罪ではなく感謝の気持ちや嬉しい気持ちを伝えたい時にも用いることができる表現です。

◆こんな時どうする?シチュエーション別の例文

とはいえ、謝罪の場は突発的にやって来るものですから、なかなか使い分けが難しいですよね。では、約束の時間に遅れた時や一度言われたことを聞き返したい時、本気で酷いことをして謝りたい時など、状況別にはどの言葉が適切なのか? をご紹介しましょう。

◆同じ言葉を聞き返したい時

・Excuse me?/ Pardon?
ごめんなさい、もう一度言ってくれる?

・Sorry, what did you say?
ゴメン、今なんて言ったの?

◆約束の時間に遅れた時

・Sorry I'm late.
遅くなってゴメン。

◆本気で酷いことをした時

・I'm so(really) sorry for what I said to you the other day.
謝りたいんだ。こないだ君に酷いことを言ってしまったこと。

謝罪の後に「許してください」「この通り!」というような気持ちがある場合は、以下のような文章が最適です。

・Please forgive me.
どうか許して欲しい。

とりあえず、はダメ?英語で謝る時のポイント6つ

最後に、そもそも日本と欧米では謝罪に関する文化が異なることを知っておかねばなりません。とりあえず謝っておこう、ではなく、その理由についてもしっかりと考えた上で行うのがポイントです。

特にビジネスシーンでは、以下の6つを心に留めておくと良いでしょう。

◆英語で謝る時のポイント

・原因や状況をきちんと把握した上で説明するk

・相手に迷惑をかけたこと、損をさせたことを自覚していると示す

・責任の所在をはっきりさせる

・今後その問題に対してどのように向き合っていくか伝える

・再発の防止を表明する

・丁寧な表現で、礼儀正しく謝罪の気持ちを表す

欧米はプロセスよりも結果重視、かつ非効率を嫌う傾向にあるので、「なぜその問題が起こったか」「責任は誰にあるのか」「全て把握した上で問題解決に努められるか」などをはっきり示す必要があります。どんなお詫びの品を用意すれば喜んでもらえるだろう……などと考えるより、まずは謝罪の内容を大切にしましょう。

ただし、責任がこちらにあることがはっきりしていないのに謝るのはNG! 欧米は謝罪=自分の非を認めるという意味になるため、下手に丁寧に謝ると「そちらが悪いと自覚しているんだな?」ということで思わぬトラブルを呼ぶこともあります。状況の見極めが肝心なのですね。

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