海外ではタブー!?日本人にとって衝撃のマナーあれこれ

海外でタブーとされるマナーとは

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2019/11/14

その行動マナー違反!?やってはいけない海外のタブーとは

日本人にとって当たり前の行動であっても、外国人からすると驚き! というマナーは意外と多いものです。特に海外旅行へ出かけた際にはあちらの流儀に従うべきですから、知らず知らずのうちに礼儀知らずになっていないよう気を付けたいですよね。
そこで今回は、ぜひ抑えておきたい「日本ではOK、でも外国ではタブー!」な海外のマナーについていくつかご紹介します。海外旅行や留学前に、ぜひチェックしてみてください。

その行動マナー違反!?やってはいけない海外のタブーとは

お酒は大丈夫?飲食に関するタブー

まずは旅の醍醐味とも言える、飲食に関するマナー。日本はリーズナブルなお店から高級店まで揃っていますし、お酒に関しても寛容な部分が大きいですが、海外へ行くとそうはいかないようです。

◆多くの国の飲食店で禁止されているマナー

・手を伸ばして調味料を取る……特に高級レストランでははしたない行為なので、同席者やスタッフさんを頼ります。

・支払いはテーブルで……日本でもテーブル会計が増えてきましたが、海外ではこちらの方がオーソドックス。支払いのために席を立つのはマナー違反とされる国も多いのです。

・アポなしでの高級レストラン……日本では空いていれば通してもらえることが多いですが、ドレスコードが用意されているようなレストランにアポなしはNG。事前に予約しておきましょう。

・薦められたものを断る……これはもしかしたら日本でも親御さんから言われたことのある人もいるかもしれませんが、わざわざ薦めてもらったものを断るのは失礼にあたるという考えが根強く残っている場合も。

◆残さず食べる:アジア諸国(特に中国・韓国)

・日本では残す方がマナー違反とされていますが、実はアジア諸国の一部では「残さず食べるとまだ満足できないという意味になる」なんて文化が。そのため、もうお腹いっぱいなので……と少し残すのが礼儀となっています。日本人にとってはかなり衝撃的な文化ですよね。

◆左手で食事をする:インドやモロッコなど

・ヒンドゥー教徒が多数派の国では、左手で食事をするのはマナー違反。左手はお尻を拭く時に使用する手とされているので、左利きの方はフォークやスプーンを使って頑張らなければならないかも……。

◆ガムの販売禁止:シンガポール

・食事後の口直しとしても定番のガム。しかし、シンガポールではポイ捨て防止のために販売されないようになっています。持ち込みも厳禁だそうですから、入国の際は気を付けましょう。

◆ビーチでの飲酒:各国

・これは宗教を問わず数多くの国で禁止されている行為です。過去には日本人が捕まった例もあるので、充分注意しましょう。

◆定められた場所以外での飲酒:イスラム圏

・イスラム教徒は戒律で飲酒が禁じられているので、お酒を提供しているホテルやレストラン、バーなどがかなり限られます。また、イスラム圏でなくとも夜以降はお酒の販売が禁止となっていたり、お酒にかかる税金が非常に高く気軽に飲めなかったりする国がたくさんあるので、お好きな方は渡航前に確認しておきましょう。

ふとした瞬間激怒される!?ジェスチャーに関するタブー

続いては、身振り手振りに関するタブー。これは意外と習慣づいている部分がありますから、意識しないと難しそうです。

◆サムズアップ:ロシア、ギリシャ、西アフリカ、南米、中東など

・親指をグッと上げるジェスチャー。日本や欧米諸国では「いいね!」のサインですが、国によっては中指を立てる行為に等しい場合があるので、海外ではやらない方が無難かも。

◆ピース(裏向き):英国、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランドなど

・一時期若者を中心に流行したこともある裏向きピース。しかし、上記の国ではこちらも中指を立てるに等しい行為となるので、注意が必要です。

◆オッケーサイン:ブラジル、ドイツ、フランス、ベネズエラ、トルコなど

・親指と人差し指で丸を作るこのジェスチャー。日本では「いいよ!」「OK!」のサインですが、上記の国では「このろくでなし!」という意味になることもありますから、充分気を付けてください。

◆子どもの頭を撫でる:タイ

・タイでは子どもの頭は神聖な場所とされているので、いくら可愛くても不用意に撫でたり触ったりしてはいけません。そもそも人様の子どもに了承なく触れることはあまりないかもしれませんが……。

意外と細かい!乗り物・買い物のタブー

最後に、海外旅行では必ず機会があるであろう乗り物、買い物に関するタブー。国によって意外と違いが見られますね。

◆店員に挨拶する:各国

・多くの国でやった方が良いのが「お店に入る時店員さんに挨拶をする」というもの。日本だと店員さんと目が合わない限り挨拶しないという方もいるでしょうが、海外では無視と同義で感じが悪く映ってしまいます。

◆12歳以下の子どもを置いて出かける:アメリカ

・子どもの入店を拒否しているお店や場所へ行く時、ホテルでお留守番してもらおう……なんて考えている方はいないでしょうか? アメリカでは放置=自動虐待と見なされる恐れがあるため、必ずホテルのシッターサービスを利用しましょう。

◆チップを渡す:各国

・アメリカをはじめ、日本以外ではチップの習慣が根付いている国が多いです。相場はある程度決まっているので、飲食店の店員さんやホテルのスタッフさんなど、いくら渡せば良いか確認しておきましょう。

◆タクシーの助手席に座らない:オーストラリア、ニュージーランド、アイルランド、スコットランド、オランダ

・アメリカの場合は日本と同じく、タクシーの助手席は人数的に厳しくない限り空けておくことが多いそうですが、上記の国では逆に座らない方が失礼なんだとか。彼らは非常にフレンドリーで、お客様を助手席に乗せて会話を楽しむのが好きなので、後部座席に座る人=高飛車というイメージになってしまうのです。

いかがでしょうか? 世界にはこれ以外にもたくさんのタブー&マナーがありますが、いずれも日本人にとっては馴染みのないものばかりです。国ごとに宗教観や人生観が異なる分、文化も多様化しているため、事前にきちんと調べて失礼のないようにしておきましょう。

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