海外情報で解る!文化や習慣の違い
美味しそう!海外のサンドイッチ事情
海外からやってきたサンドイッチ。日本ではさらに進化を遂げ、ボリューミーなのに冷めても美味しい「かつサンド」や「コロッケサンド」といった独自のメニューも生まれました。
ん? ということは、国が変れば、挟まれているサンドイッチの具も変化している?? そこで今回は海外のサンドイッチについて詳しく調べてみました。サンドイッチ好きなら、ぜひチェックしてくださいね。

ボリューム重視ならコレ! 肉メインのサンドイッチ
まずは、日本の「かつサンド」にも代表されるように、肉を使ったサンドイッチをご紹介しましょう。肉が挟まると一気に軽食っぽさが薄れ、満足感たっぷりの良い意味でジャンキーな雰囲気になりますよね。
◆ベトナム「バインミー」
ベトナムのサンドイッチ、バインミーは、柔らかいフランスパンに野菜な肉、ハーブなどを挟んでいるのが特徴。お肉に関して決まりは特になく、鶏でも豚でもサラミでもベーコンでも、お店によって様々な違いがあります。イメージとしてはサンドイッチメインのファーストフード店「サブウェイ」のメニューに近いそう。
◆アメリカ「パストラミサンド」
アメリカ・ニューヨークで名物となっているのが「パストラミサンド」。元々はユダヤ系の人々によって生まれたと言われている牛肉の保存食(燻製)、パストラミを贅沢にパンに挟んだサンドイッチです。1888年に創業したユダヤ系レストラン「カッツ デリカテッセン」が特に有名店。
◆トルコ「ドネルケバブサンド」
回転させながらローストした大きなラム肉を削ぎとって、野菜やヨーグルトなどと一緒にピタパンに挟んだドネルケバブサンド。昨今では日本でもよく屋台を見かけますよね。ヨーグルトの酸味が油分をまろやかにしてくれます。
◆カナダ「スモークミートサンド」
見た目のインパクトがものすごいのがこちらのスモークミートサンド。パストラミを更に分厚く切り、スパイシーな味付けにしたスモークミートをマスタードやピクルスと共にライ麦パンに挟みます。とにかくボリューム満点! なので、お腹を空かせた時にどうぞ。
◆メキシコ「セミタ」
揚げた牛肉やアボカド、チーズ、玉ねぎなどがブリオッシュに挟まったサンドイッチは、一見ハンバーガーのよう。具だくさん、かつ濃厚そうな具材たちが食欲をそそります。
予想以上にイケる!魚メインのサンドイッチ
続いては、魚を使ったサンドイッチ。日本ではパンに魚を挟むメニューはあまり見られませんが、肉よりもヘルシーでさっぱりと食べられるということで、最近人気を集めているようです。
◆ドイツ「フィッシュ・ブレッチェン」
塩漬けにし、酢に漬け込んだニシンと玉ねぎ、キュウリのピクルスを入れた個性的なサンドイッチ。スモークサーモンや車海老を挟んだ高級なものもあり、基本的には海の幸を挟むのが特徴のようです。現地でもおすすめのグルメとしてよく紹介されているため、足を運んだ際にはぜひ食べてみてはいかがでしょうか?
◆トルコ「鯖サンド」
ドネルケバブサンドだけでなく、近年話題の鯖サンドもトルコ発祥。バルック・エキメック(魚パン)とも呼ばれており、エキメックというパンにフライした鯖を挟んだシンプルなサンドイッチです。生ではなく揚がっているため、日本人にも抵抗なく食べやすいよう。
個性派もいろいろ!野菜メインのサンドイッチ
最後に、野菜メインのサンドイッチ。日本でもレタスサンドやトマトサンドなどが定番ですが、基本的にはチーズやハムなどと一緒に挟まれている印象ですよね。
◆インド「ワダパブ」
ごろりとしたジャガイモがバンズにそのまま挟まっているという、インパクト抜群のサンドイッチ。ジャガイモは衣をつけて揚げてあるので、ボリュームも満点です。ベジタリアンの方にも人気だそうで、チャツネをつけて食べるのが一般的。
◆トリニダード・トバゴ「ダブリス」
カリブの楽園とも呼ばれるトリニダード・トバコには、ひよこ豆を中心にしたサンドイッチがあります。豆はカレー味で、揚げパンにきゅうりやココナッツ、マンゴー、タマリンド(豆のようなフルーツ)などが挟まっているとのこと。想像もつかないような雰囲気で、ぜひ食べてみたいですね。
◆南アフリカ「ギャツビー」
元々は柔らかいパンに具材をたくさん挟むのが特徴で、おかずの残りを消費できる家庭料理として広がったギャツビー。具材に決まりはないようですが、フライドポテトをメインにしたものが特に有名です。
いかがでしょうか? 海外のサンドイッチは具材を問わず、全体的にボリュームがあるような気がしますね。中には材料集めが大変そうなものもありますが、一度家族で世界のサンドイッチを作るパーティーなどをやってみると楽しいかもしれません。