硬い、固い、堅いを英語で言うと?

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2019/01/10

英語で「かたい」を意味する5つの単語の違いに迫る

「かたい」という言葉を漢字にすると、基本的には「硬い」「固い」「堅い」の3種類が挙げられますよね。しかし、英語で「かたい」といえば、"hard"だけしか思い浮かばないという方も多いのではないでしょうか?実はその他にも"solid" "tough" "stiff" "rigid" "firm"といった5つの単語があり、それぞれに使い分けられているのです! しかし、どのように使い分ければよいのか? みていきましょう。

英語で「かたい」を意味する5つの単語の違いに迫る

最も万能!まずは「hard」の意味をみていこう

まず「かたい」と言われて真っ先に思いつくであろう単語が”hard”。これは英語では以下のような意味に該当します。

・変形させたり破壊させたりすることが困難なもの、物質的な「かたい」
・身体つきがしっかりしていて強そうだ、という意味の「かたい」
・達成が難しい、大変な事柄

例えば力を込めても変形しない石や金属、岩、弾力を感じないスポンジやゴム、少々叩いた程度では壊れない氷などに使用される言葉です。また、文中では「石みたい!」「岩と勘違いしちゃうくらいカチコチ!」といった比喩表現として、パンや冷凍された肉に用いられることも。ただし、基本的には元々硬いと美味しくないものに使う単語なので、用途には注意しましょう。

●“hard”を使ってみよう!

では、“hard”を「かたい」という意味で使用した例文を見てみましょう。

・The bread is hard and not tasty.
パンがカチコチに硬くて美味しくない!

・It is a hard and sturdy body.
堅くて頑丈そうな身体だ。

・Today's eggs were hard boiled.
今日の卵は固ゆでにした。

このように、比喩表現の他に固ゆで卵に使う例もあるのですね。状況に応じて日本語における「堅い⇔脆い」「硬い⇔柔らかい」「固い⇔緩い」の全てに適応できる単語なので、「かたい」を訳す時には最も汎用性が高いといえるでしょう。

中身が詰まってる!「solid」の例は?

次に、同じかたいという意味で使用される「solid」についてです。こちらには以下のような用途があります。

・中身が凝縮されていて「かたい」
・(構造や基盤が)しっかりしていて「かたい」
・頑丈、確固たる

“hard”と同じように石や岩、タイヤなどに使用されることが多い”solid“ですが、この単語を用いる場合は「中身が密に詰まった固体である」という印象を与えます。確固たるもの、確かなものという意味合いも。

●“solid”を実際に使ってみよう!

では、“solid”を使用した例文を見てみましょう。

・A foundation is a solid building.
基礎がしっかりと強固な建物。

・I learned at school that ice is solid.
氷は固体だと学校で習いました。

・It is solid evidence.
確固たる証拠だ。

弾力があるかたさ!「tough」の例は?

続いては「tough」。この単語には以下のような意味があります。

・耐久性があって「かたい」
・噛みきれないくらい弾力があって「かたい」

基本的には「耐久性のあるかたさ(丈夫さ)」を表現する時に用いますが、肉類のように弾力があって噛みきれない!というものを表す時に使用されることも多い言葉です。冷凍しすぎて硬い、なら“hard”を、焼きすぎて硬い、なら”tough”を使いましょう。

●“tough”を実際に使ってみよう!

では、“tough”を使った例文を見てみましょう。

・Is not this meat roasted too much? It is tough and can not bite it!
この肉焼きすぎじゃない?硬くて噛みきれないよ!

強張ってつらい!「stiff」の例は?

続いては「stiff」。この単語には以下のような意味があります。

・強張っていて(柔軟性が欠かれていて)「かたい」
・簡単には曲がらないくらい「かたい」

“stiff”は、特に「身体の強張り」に使用されることが多い言葉です。身体がバキバキに硬くて、手足が全然伸ばせない!というような時に用いるのですね。簡単には曲がらない(変形しない)意味であれば“hard”でも問題ありませんが、こちらはどちらかといえば「元々は柔らかくあるべきものが硬くなってしまった」というニュアンスで使われます。また、お辞儀や作法などが堅苦しい、という時にも”stiff“で表現するようです。

●“stiff”を実際に使ってみよう!

では、“stiff”を使った例文を見てみましょう。

・My body is stiff and can not move.
身体が硬く強張っていて動けないよ……。

・It was a very stiff movement.
とても堅苦しい動きだった。

しっかり固定されている!「rigid」の例は?

続いては「rigid」。この単語には以下のような意味があります。

・簡単には曲がらない「かたさ」
・システムや規則が「かたくて」厳格である
・人柄が「かたく」融通が利かない

曲がらない、変形しないという表現ならば“hard”や”stiff”などがありますが、こちらは基本的に「厳格である」「固定されていて動かせない(硬直している)」的な使い方をされることが多いようです。

●“rigid”を実際に使ってみよう!

では“rigid”を使った例文を見てみましょう。

・A rigid iron fence.
簡単には曲がらない鉄の柵。

・The rules he makes are rigid.
彼が作る規則は厳しすぎる。

意思を表す時便利!「firm」の例は?

最後にご紹介するのは「firm」。これには以下のような意味があります。

・強い弾力をもち、柔軟性もある「かたい」
・約束や信仰、友情など「かたく」決めた、築いたこと

弾力のあるかたさ、というと“tough”も似ていますが、こちらはどちらかといえば柔軟性があって噛みきれる程度の硬さ。押したり力を加えたりすれば変形できる硬さを表すことが多いようです。例えばベッドのマットレスやコシのある麺、硬めの豆腐などですね。

また、固く結ばれた絆や約束、敬虔な(揺らぎのない)信仰など、確固たる信念や意思を表す単語でもあるので、ぜひ覚えておきましょう。

●“firm”を実際に使ってみよう!

では、”firm”の例文を見てみましょう。

・This noodle is firm. You should boil a little more?
この麺硬めだね。もう少し茹でた方がいいんじゃない?

・I and her have a firm friendship.
私と彼女は固く友情を結んだ。

いかがでしょうか?同じように「かたい」という意味でも、ここまでバリエーションがあるなんて驚きですよね。

この他にも「かたい」という意味で使われる単語には“strong”があります。例えば「強くてかたい」「丈夫でかたい」建物や信念などを表す時に使用されるようです。

とはいえ、急に全てを覚えるのは難しいもの。まずは”hard”をはじめ、頻度が高い単語を完璧にマスターするところから始めてみてはいかがでしょうか?

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