カルピスを英語にすると

みんなのネタ帳!英会話コラム

日常で使える英語フレーズ

2019/07/07

カルピスを英語にすると商品イメージを損ねてしまう!?

今日7月7日は、日本では七夕ですよね。しかし、実は「カルピスの日」でもあるって知っていましたか?1919年7月7日に日本初の乳酸菌飲料として発売されたカルピスは、優しい白さと他にはない味わいが特徴で、誕生から100年経った今でも親しまれています。
しかし、英語圏で「カルピス」と言っても残念ながら通じません。なぜならカルピスは、海外では異なる名称で販売されているからです。今回はカルピスをはじめ、海を渡ると名前が変わってしまう日本の商品について詳しくまとめてみました!

カルピスを英語にすると商品イメージを損ねてしまう!?

カルピスが英語圏で「カルピコ」なのはなぜ?

じゃあ、カルピスは英語で何と言うのか? というと、それは「カルピコ」。つづりでは以下のように変化します。

・calpis(カルピス)

・calpico(カルピコ)

カルピスは日本のカルピス食品工業株式会社(現在はアサヒグループホールディングスの子会社)が開発した商品で、元々日本のもの。にも拘わらず海外で名称を変える理由は「カルピスという言葉の響きが、英語にすると誤解されやすいから」だと言われています。

試しに、出来る限り「カルピス」を発音良く言ってみてください。「カウピス」と聞こえませんか?

カウピス、と言うと英語ではcow(牛の)piss(おしっこ)と聞こえてしまう恐れがあるため、そういった誤りを防ぐために上記の通り変更したそうです。ただし、これはカルピスを販売している世界30か国以上の中でもアメリカ、カナダ、インドネシアの3か国に限ったこと。基本的に英語圏以外では使用されないようですね。

そもそも「カルピス」の由来って?

そもそも「カルピス」という名前はどこから来たのかというと、カルシウムの「カル」と、サンスクリット語で“最上の味”を意味する言葉、サルピスの「ピス」を掛け合わせた造語。

サンスクリット語の権威で浄土宗の僧侶でもある渡辺海旭氏や、『からたちの花』で知られる音楽家の渡辺海旭氏にも話を聞いて名付けられたとのことで、確かに覚えやすく存在感のあるネーミングですよね。

初代カルピスは明治末期、寺院の息子で仏教を学びつつ、雑貨貿易商を営む実業家として知られていた三島海雲氏がモンゴルに訪れた際、遊牧民から「酸乳」という乳酸菌飲料を振る舞われたのがきっかけとなったと言われています。

その美味しさと、身体の内から漲るような効果に感銘を受けた三島氏は、帰国後に何とか日本でも作り出せないかと研究を重ねました。そうして1919年に生まれたのがカルピスなのです。何と、今も創業当時から残っている「カルピス菌」の原液をつぎ足しながら製造しているそう。

パッケージに関しては、初代が瓶入り+化粧箱付きでどちらかといえばお酒のような印象だったのに対し、現在は「天の川」をイメージした爽やかな水玉模様が特徴的。あのチャーミングな出で立ちは、カルピス誕生が7月7日だったことが由来となっているのですね。

他にもたくさん!「海外では名称が違う日本の商品」一覧

カルピス以外にも、海外では名称が異なる日本の商品がたくさんあります。今回はその一例として、いくつかご紹介しましょう。

・ポッキー(Pocky)→ミカド(MIKADO)

欧州では、ポッキーのことを「ミカド」と言います。これはフランスで設立されたグリコの合弁会社から発売されている商品で、由来は色の塗られた竹ひごを使う、ヨーロッパではメジャーな日本をイメージしたゲームの名前だそう。

・ポケットモンスター(Pocket Monster)→ポキモン(POKEMON)

海外だと略称の方が馴染み深いから? と思ってしまいますが、実はポケットモンスターは英語圏では男性器の隠語としても使用されるため、誤解のないよう改名したよう。

・鉄腕アトム→アストロボーイ(ASTRO BOY)

アトム=オナラを意味するスラング、とのことで改名。一見英語名のように思えても、実は異なる意味があったりするのですね。

・天空の城ラピュタ→Castle in the Sky

英語版では上記のように改名。ラピュタ、という名称がスペイン語の「淫売、もしくは社会的に害を及ぼすもの」という意味の言葉から来ているため、変更せざるを得なかったとのこと。

・七味唐辛子→Nanami tougarashi

日本ではお馴染みのスパイス、七味唐辛子。海外では“Shit me(私はクソです)”といった言葉に聞こえる場合があるので、一味との混同を避ける意味でもこういった名称に変更されているそうです。

◆その他、発音が誤解されやすい日本製品

・ポカリスエット(Pocari Sweat)

“Sweat”は英語で「汗」を表す言葉なので、結果的にポカリスエットは「ポカリの汗」となってしまいます。英語圏の人々の間でも「ポカリって奴誰?」とからかわれていますが、その一方で製品としては支持されているよう。

・モスバーガー(Mos Burger)

“Mos”は英語で「苔」という意味があります……もうお分かりですね? つまり、海外の人には「苔のハンバーガー?」と思われてしまう恐れがあるのです。社名としては「山」「海」「太陽」それぞれの英語の頭文字から取られているので全く関係ないのですが、説明する時は気を付けましょう。

・クリープ(Creap)

一見英語のようですが、これも「クリーミーパウダー」を略した造語。英語にはこのような言葉は存在しないため、最も近しい発音の“Creep”と勘違いされてしまう恐れがあるようです。ちなみに意味は「気味が悪い、身の毛がよだつ」。人に投げかけると蔑称になるので、使用の際はご注意ください。

おすすめの記事Recommendations For You