海外のバレンタインデーは何をする?

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海外情報で解る!文化や習慣の違い

2019/02/07

海外のバレンタインデーは何をする日?

来週はバレンタインデー。皆さん、チョコレートの準備はいかがでしょうか?日本のバレンタインといえば、一般的には女性から男性へ気持ちを伝えたり、友人やお世話になった人へ感謝の気持ちを表現したりする日ですよね。
海外でもバレンタインデーは一大イベントですが、実は日本とは基本的に風習が異なるのです。そこで今回は世界のバレンタインの習慣について、出来るだけたくさんご紹介しましょう!

海外のバレンタインデーは何をする日?

そもそもバレンタインデーの由来って?

バレンタインデーという行事の発祥は外国、ということは知っている人が多いでしょう。しかし、元々はどのような意図で始まったものなのでしょうか?

◆バレンタインは、実は人名!

バレンタインは、3世紀ごろのローマ。キリスト教の司祭をしていた男性の名前に由来します。その頃の皇帝は暴君で、愛する恋人と離れたくないがゆえに兵士として戦争へ行くことを拒む若者たちに「結婚禁止令」を出しました。

そこで、教会で秘密裏に結婚の儀式を執り行ってくれたのがバレンタイン司祭です。結局それが露見して2月14日に処刑されてしまいましたが、若者たちの心に寄り添った素晴らしい人物ですよね。

◆豊作祈願のお祭りが、バレンタインのきっかけ!?

ローマにおける2月14日は、結婚と家庭の女神であるユノ(ギリシア神話のヘラ)の祝日でした。そしてその翌日2月15日には、豊作を祈願した「ルペルカリア祭」が行われます。これはくじ引きによって決められた男女でその祭りの期間中はデートを楽しむというもので、出逢いの場として重宝されていたわけです。

しかし、そのお祭りも5世紀ごろになると、当時既に浸透していたキリスト教の発祥ではないから、という理由で廃止されてしまいます。しかし、異教徒の祭りだからと言ってしまうと反感を買うと考えたローマ教会は、数百年前に処刑されたバレンタイン司祭と結び付け「彼を弔う目的で、2月14日を恋人たちの日にしよう」としました。それ以来、バレンタイン司祭は恋人たちの守護神として広まり、キリスト教では2月14日に恋人同士で贈り物やカードの交換を行う日となったのです。

男性から女性へ!世界のバレンタインデー

海外のバレンタインデーは、基本的に男性から女性へ贈り物をするもの。そう聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。実際、ヨーロッパを中心に男性から女性へプレゼントをする文化が定着している国は多いようです。

◆アメリカのバレンタインデー

基本的には男性から女性へプレゼント(花やジュエリーなど)を贈って特別なディナーを楽しむのが一般的で、恋心を伝える絶好のチャンスとされています。贈り合う場合もありますが、基本的に高価なプレゼントは男性から女性へ、という考えです。

◆イギリスのバレンタインデー

基本的にはアメリカと同じく(どちらかといえばイギリスからアメリカへ文化が渡ったという方が正しいですが)素敵なレストランを予約し、男性が女性へ花やプレゼントを贈ることが多いよう。カードを送って告白する、という伝統的な風習もあります。

◆フランスのバレンタインデー

愛(アムールの国)と言われるフランス。こちらも男性から女性へプレゼントを贈りますが、告白というよりも既に恋人同士の2人が一緒に過ごす日、という感じです。贈り物として定番なのが「赤いバラ」。元々フランスは特別な日に花を贈る習慣がありますが、赤いバラは情熱的な愛情を意味する花ですから、バレンタインにはぴったりですね。時間があれば昼からロマンチックなデートを楽しむことも。男性にはエスコート能力が求められます。

◆イタリアのバレンタインデー

特に男性から女性へ、と決まっているわけではないようですが、そこはさすが女性にはことさら情熱的とされるラテン系。バッチリデートプランを立てて赤いバラの花を買い、ロマンチックな愛の言葉と共に女性をエスコートします。お揃いのアクセサリーも、プレゼントとしては人気のアイテム。この機会にプロポーズをする男性も多いそうです。ちなみに、翌日は「シングルデー」。恋人のいない仲間同士で集まったり、出逢いを探したりします。

◆ドイツのバレンタインデー

こちらもフランスと同じく、基本的には恋人同士や夫婦が一緒に過ごす日です。男性から女性へ、主に花束(赤いバラが定番)が贈られます。

◆カナダのバレンタインデー

こちらも基本的には男性が女性をエスコートし、デートを楽しんだりお花やプレゼントを贈ったりします。

◆インドのバレンタインデー

伝統的なヒンドゥー教を大切にする人は特に何もしませんが(中にはインドには相応しくない文化だと否定する向きも)都市部では男性から女性へプレゼントを贈る(もしくは贈り合う)日として広まりつつあるよう。花やチョコレートが定番ですが、基本的には相手の好みを重視します。

◆中国のバレンタインデー

日本ほどバレンタインデーは浸透していないようですが、昨今では徐々に広まりつつあるよう。基本的には男性から女性へ、の西洋式で、バラの花束を贈るのが定番です。1本で「あなただけに」99本で「永遠に」、そして108本で「結婚してください」など、本数によって意味も変わるとか。

日本と似た国も!個性派バレンタインデー

前述したのは主に「男性から女性へ」プレゼントを贈る習慣のあるバレンタインデーでしたが、中には贈り合う、日本と同じく女性から男性へ贈る、という文化の国もあります。

◆台湾のバレンタインデー

何と台湾には、バレンタインが2回あります。2月14日と7月7日(七夕)で、確かにどちらも恋人同士にとってロマンチックな日ですよね。実は7月7日の「情人節」の方が本番とも言われており、高級ホテルやディナーを楽しんでお互いにプレゼントを贈り合います。

◆韓国のバレンタインデー

日本と同じく、女性から男性へプレゼント(一般的には市販の高級チョコレート)が贈られます。3月にはホワイトデーもありますが、基本的には毎月14日が「カップルの日」とされており、その中で最も盛り上がる日、という位置づけです。

◆スカンジナビアのバレンタインデー

男性から女性へ、なのですが、贈り物ではなく匿名で詩(ポエム)をあげる日です。その下には、自分の名前の文字数だけ点々(ドット)を入れます。女性が送り主を当てると、イースターに男性からイースター・エッグが贈られるそう。ちなみに、間違えたら女性から贈らねばなりません。

◆ウェールズのバレンタインデー

恋人に「ラブ・スプーン」というアイテムを贈ります。恋人同士が重なり合って寝ている様を表したものだそうで、ハートのモチーフも付いており見た目は可愛らしい雰囲気。

◆エストニアのバレンタインデー

エストニアでは、バレンタインは不平等な政治に対して最後まで戦ったバレンタイン司祭への弔いを込め、友情を称える日としても知られています。そのため、恋人同士はもちろん家族や友人と過ごす人も多いのです。

いかがでしょうか? 日本のバレンタインデーは、世界的に見れば珍しい形式をとっているのですね。たまには西洋式のバレンタインを恋人と楽しんだり、プレゼントを贈り合う形にしたりするのも良いかもしれません。

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