濡れても大丈夫なの?傘をささない外国人の理由とは

外国人が傘をささないのはなぜ?

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海外情報で解る!文化や習慣の違い

2019/06/20

傘をささない外国人の真相は?

雨が降ったら、多くの日本人は傘をさします。特に梅雨の時期には念のため傘を持ち歩いている、という人もいるのではないでしょうか。しかし、外国人の場合、意外と雨が降り出しても傘をささない人がたくさんいるのです!
または、日本に比べて傘ではなくレインコートを愛用している率が高い国も。一体なぜなのでしょう? 今回は「傘をささない外国人」の謎に迫るべく、海外旅行の際に傘とレインコート、どちらを持って行けば良いかも含めまとめました!

傘をささない外国人の真相は?

外国人が傘をささない理由【1】 雨に慣れているから

雨が降ってもフードやレインコートすら被らず、霧雨の中を意気揚々と歩いている外国人を見かけたら、その人は「雨をさほど気にしない国出身」なのかもしれません。

例えばイギリスやフランスといったヨーロッパ方面や、スウェーデンをはじめとした北欧などは、日本よりも雨の頻度が高い国。小雨や霧雨程度の雨なら濡れるのも気にしない!という人が多いそうです。

また、彼らの国は「日本とは雨の降り方が違う」というのもひとつの理由。特にイギリスは日本よりも雨が頻繁に降る分1回1回の雨量が少なく、止んだかと思ったらまた降り出す……なんてこともザラなので、いちいち傘なんてさしていられないというわけ。

もしくは、アフリカをはじめ乾燥した地域出身の外国人の場合、単純に雨が降ることに慣れていなくて、傘を持ち歩く習慣がないというのも考えられます。

一部の国の若者の間では、むしろ「傘をさすなんてダサい!」という風潮もあるようで、傘屋さんが嘆いているという話も。日本ではおしゃれなアイテムとして取り入れる人もよく見られますから、何だか意外ですよね。

外国人が傘をささない理由【2】 機能的じゃないから

同じように雨を避けるにしても、欧米では傘より「パーカーのフードやレインコート」の方が人気、という説もあります。特にパーカーはサッと被ってしまえば頭部は守られるので、手間がかからず動きやすいのが利点です。

また、アメリカの場合は車社会であり、自家用車やタクシーなどでの移動がほとんどなので、外を歩く時間が短い=フードを被れば解決!と考える人もいるよう。

日本でも都市部ではすれ違う時に他者とぶつかりそうで、傘をさすのは面倒……と思う人もいますから、これには納得ですね。

更に、歴史的に見ると日傘の方が早くに生まれており、中国で雨傘が誕生した後もヨーロッパでは女性のアクセサリーというイメージが強かったため、なかなか普及しなかったという背景も。傘といえば高貴な人が使うもの、という考えが未だに根強い国もあるようです。

傘とレインコート、海外旅行の時はどっち?

このように、海外には日本と違い、雨の時でも傘をさす人が少ない国がたくさんあります。では、日本人が海外旅行に出かける場合、万が一天候が荒れた時のために傘とレインコート、どちらを持参するのがおすすめなのでしょうか?

答えは……「行く国や考え方による」!

前述の情報を見る限り、海外ではレインコートの方が人気なんじゃないの?と思ってしまいますが、実際海外旅行に出かけた日本人の中でも、どうやら意見は割れるようです。

◆レインコート派の意見

・海外は日本よりスリの被害が多いので、片手がふさがる傘は危険!レインコートやフードを利用した方がいいと思います。

・特にイギリスとかヨーロッパの方では傘を使っている人が少ないので、レインコートの方が悪目立ちしなくておすすめです。

・何と言っても持ち運びが楽。バッグの中でもかさばらないし、冬場は防寒アイテムにもなります。

◆傘派の意見

・レインコートは夏場暑すぎ!着たり脱いだりも大変で、雨が降り出してから対応するのではとても間に合いません。

・レインコートは自分の身体は濡れませんが、手元が守れないのがデメリットです。スマホやガイドブックが濡れちゃう!

・晴雨兼用のものを持って行けば、暑い地域でも紫外線対策になります。サッと開いて即対応できるのも嬉しいですね。

上記を見ると、ポイントとしては以下のようなものが挙げられます。

◆行きたい国の気候や季節、治安などをきちんと把握すること

寒い国であればレインコートは防寒対策の面でもメリットですが、逆に暑い国や時期だとむしろデメリットになってしまう恐れがあります。持って行く服を決める際、雨具に関しても同じように考えてみましょう。片手がふさがれても問題ない治安かどうか、雨が多い国かどうかも重要です。国によってはほとんど雨が降らないので、雨具が邪魔になることも。

◆人が多いイベントや観光地に行く予定があるか考える

次に、旅のプランです。例えばその季節ならではのイベントがあり、多くの人でごった返すような場所に行く予定がある場合、あるいは昔から有名、かつ込み合いそうな屋外の観光地に行く場合には、傘をさしていると周囲の迷惑になることもあります。

◆現地調達が可能か調べておく

最後に、旅先で傘やレインコートを購入可能か?を必ず調べておきましょう。もし向こうで日本と同価格帯、もしくは少し高い程度で買うことができるのであれば、基本的には必要になった時に現地調達するのがおすすめです。

いかがでしょうか? 海外旅行を目いっぱい楽しむには、天候に合わせた対策も大切。事前にしっかりと下調べを行い、自分に適した方を選んでくださいね。

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