アメリカと日本企業の働き方の違いは?

みんなのネタ帳!英会話コラム

海外情報で解る!文化や習慣の違い

2019/11/21

どこか変!?アメリカと日本企業の違いとは

コンビニに行くと、従業員の方が外国人ということが増えましたね。日本で働く外国人労働者は年々増えており、現在飲食店や旅館のアルバイトの6割程度を外外国人が占めると言われています。そのせいか政府は2020年の東京オリンピックに向け、外国人人材の受け入れを拡大する方針を示しました。
しかし、外国人労働者の方が日本で働くことになった時、理解できない部分はないのでしょうか? 今回は日本企業のココにドン引き! といった事例をはじめ、日本と海外企業の働き方の違いについて詳しくご紹介します。

どこか変!?アメリカと日本企業の違いとは

ここがドン引き!日本企業

まず、日本へ働きに来た外国人たちが一体どのようなことに驚いたのか? について見て行きましょう。

◆面接・就職試験に関する驚き

・採用試験の面接で、ノックの回数やお辞儀の角度などが細かく決まっていることに驚きました。個人的に仕事の能力とは関係ない規則だと思うので、日本人は大変だなと感じたことを覚えています。

・一番馴染めなかったのは新卒採用制度ですね。母国はその企業に人材が必要な時期に試験が設けられるのが一般的で、その年度の卒業生でなければ資格がもらえないということはありませんでしたから、タイミングを逃しそうになりました。

・皆同じ黒のスーツを着ていてビックリでした。結婚式やお葬式と同じように、就職試験にもドレスコードがあるんだなと。

◆就業に関する驚き

・母国はそこまで時間厳守ではないので、1分でも遅刻したら上司に激怒される、むしろ始業よりかなり早めに会社にいるのが望ましいという文化には慣れませんでしたね。

・有給を取る人が少ないこと。じゃあなぜそういう制度があるのでしょう?

・入った会社が特殊だったのかもしれませんが、始業前に朝礼とラジオ体操がありました。仕事に間に合えば良いと思ったのに……。

・とにかく残業が多い! 私の国では残業=仕事ができないという評価に繋がりますし、何よりフリータイムが全く取れていないのでは? と心配になりました。

どちらにも利点が!日本とアメリカの企業文化の違い

このように、外国人が日本企業に抱くギャップは大きいようです。では、日本企業と海外企業の文化の違いには一体どのようなものがあるのでしょうか? 今回はアメリカを例にまとめてみました。

◆アメリカ企業の特徴

・採用の際は、即戦力であるかどうかが重要

・意思決定が素早い分、部下にもリーダーシップや決断力が求められる

・目的達成のため、個人に期待される貢献度が大きい

・過程よりも結果を重視する

・成功すると断言できなくとも、半分以上可能性があれば「できます!」とチャレンジする傾向にある

・ミーティングは最低限で効率よく

・最新のテクノロジーを積極的に駆使。取引先とSkypeで通話を行うことも

・在宅ワークやフレックスなども盛んに取り入れている

・退職金は一般的になし(1つの企業で働き続けるメリットが少ない)

・ライフワークバランスを大切にする

◆日本企業の特徴

・採用の際は、育てて行ける人材かどうかが重要

・細部まで確認されるため意思決定は緩やかな傾向にあるが、決定に致命的なミスが少ない

・個人の貢献度は重視されるが、基本的にグループ単位での評価となることが多い

・結果だけでなくそこに至るまでのプロセスも重視される

・100%可能と見なさなければ、チャレンジはしない

・ミーティングは回数を重ねて丁寧に詰めていく

・メールや電話での応対はあるものの、取引先との連絡は直接訪問を重視

・毎日決まった時間に出勤、退勤が行われ、在宅ワークやフレックスを取り入れている企業は少ない

・退職金は一般的にある(1つの企業で長く働くほど得)

・ライフワークバランスという概念は未だ浸透していない

このように、双方を比べてみるとアメリカ企業は「効率よく働けて、ライフワークバランスを大切にできる」「在宅をはじめ様々な働き方が選べる」、日本企業は「一度就職すれば環境は比較的安定しており、退職金がある」「結果を出せなくてもプロセスが丁寧であれば評価されることもある」のがメリットと言えるのではないでしょうか。

お辞儀より握手?ビジネスマナーの違い

日本とアメリカ企業を比べてみると、ビジネスマナーもかなり異なります。ボディランゲージや名刺交換についてなど、代表的なものをご紹介しましょう。

◆挨拶やボディランゲージのマナー

・日本では様々なマナーが存在する名刺交換だが、海外ではそこまで重視されない

・名刺交換より先に握手を交わし、名を名乗り合うのが一般的

・お辞儀の深さよりアイコンタクトを大切に

・考え事をする時腕組みをするのはNG(アメリカでは敵対の意思表示)

◆対人関係でのマナー

・エレベーターや席次は役職順ではなく「レディファースト」を優先する

・常にヘラヘラと笑顔でいると逆に信用されない

・異性の社員(特に男性社員が女性に対して)を気軽に食事に誘うのはNG(1対1だと特別な意味に捉えられる)

・お酌の文化はない

・食事の席で仕事の愚痴は言わない(公私混同しているというイメージに)

・仕事を理由に飲み会を断るのは自己管理不足と見なされがち

・人前で酔いつぶれるのは恥ずかしい!

◆就業中のマナー

・ビジネスメールの作法が簡潔で、内容の分かりやすさ重視(敬称や敬語は必要最低限)

・複雑な敬語が存在しない

・才能や実績を積極的にアピールすることは普通(恥ずかしさはなし)

・「察する」能力より「自分の意見をハッキリ言う」能力の方が求められる

・ランチブレイク(昼休み)の連絡には出ない

・残業は無能、家庭を大切にしないイメージなので極力しない

・有給消化率も高い

このように、アメリカ企業の方が日本企業より全体的に無駄がなく、プライベートの時間も大切にできるように見えます。しかし、企業によっては残業がない分始業が不規則であったり、完全な実力社会ゆえに馴染みにくかったりするようです。

日本企業とアメリカ企業、それぞれにメリットとデメリットが存在するので、海外から従業員を受け入れる側、海外へ出て働く側、どちらの立場になってもしっかりと文化の違いを心に留めておきましょう。

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