海外にもある?日本のボーナス文化を英語で説明しよう

外国人へボーナスを説明する際の英語表現

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2019/12/01

外国人社員へボーナスを説明できますか?

そろそろ冬のボーナスが支給される次期となりました。昨今では日本企業で働く外国人を頻繁に見かけるようになりましたから、外国人社員へ日本のボーナス制度について説明する機会も増えているそうです。
そこで今回は、日本のボーナスを英語で説明するための表現について、詳しくご紹介しましょう!

外国人社員へボーナスを説明できますか?

日本で言うボーナスって、海外にもあるの?

まず、そもそも「ボーナス」が海外にもあるかどうか知っておきましょう。日本では「賞与」とも呼ばれますが、お給料とは別途支給されるものですし、企業によって有無や金額も変わってきますから、一般的なものかどうか迷ってしまいますよね。

◆海外にも「ボーナス」に似たシステムは存在する

日本におけるボーナスは「年収に含まれている企業も多く、給与何か月分、と決まった金額支払われる」のが一般的ですよね。逆に契約時に出ないと決まっている会社は基本的に出ないまま、というのが辛いところでもあります。

海外、特に欧米にも一応ボーナス文化自体は存在しますが、日本と異なる部分は「業績、本人の成績によって支払われる場合が多い」というところ。その年度は特に売上が良かったから特別に、あるいは特に目立った働きをしてくれたから特別に、という仕組みとなっており、ある意味言葉の意味を適切に体現していると言えるかもしれません。

◆ボーナスが出る国は?

ボーナス制度が存在する国として知られているのは、以下の通りです。

・北米:アメリカ、カナダ

・アジア:中国、香港、台湾、タイ、ベトナム、インドネシア、インド、シンガポール、フィリピン、ペルーなど

・ヨーロッパ:イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、チェコなど

特にイタリアは基本給の2か月分の支給が定められているということで、日本と似た雰囲気を感じますね。ただし、多くはあっても年に1度ですから、夏と冬の2度出るもの、というのは日本独自の価値観と言えそうです。

また、面白いのが英米に見られる「クリスマスボーナス」やフランスの低収入家庭を対象とした「バカンス手当」、特別なお祭りの際にボーナスが支給されるインドなど、その国ならではの文化が反映されたボーナスが存在すること。まさしく、普段より有意義な生活を送るためのご褒美といった感じですね。

◆外国人にとって、日本のボーナス文化は新鮮なもの

つまり、外国人にとって日本のボーナス文化は自国とはかなり異なる特徴を持っている可能性が高い、と言えます。そのため、ボーナスと一口に言っても伝わらないかもしれないのです。

外国人に説明しよう! ボーナスを使った英語フレーズ

では、いよいよ外国人にボーナスを説明してみましょう。まずは自分の会社にボーナスがきちんと存在する、という場合には、以下のように教えてあげてくださいね。

◆ボーナスが存在する場合

・My company give a performance-based bonus.
うちの会社は業績に応じて特別な賞与が出るよ。

・My company give a bonus twice a year.
うちの会社は年に2回ボーナスが支給されるよ。

・We will pay a bonus which is equivalent of 3 months salary.
我々は社員に対して給料3か月分のボーナスを支払っている。

また、残念ながら決まったボーナスがない、という場合には特に説明する必要はないものの、もしかしたら「日本では賞与が出るもの」と思っている外国人もいるかもしれません。もちろん契約時にきちんとした説明がなされているはずですが、もしよく理解できていないようであれば以下のフレーズが使えます。

◆ボーナスがないことを説明する英語表現

・I wish I got a bonus. My company doesn’t have a bonus system.
ボーナスが貰えたらいいんだけどね。うちの会社にはそういう制度がないんだ。

更に、同僚ではなく日本へ訪れた友人に対してボーナス文化を説明する際の英語表現についても覚えておきましょう。

◆日本文化としてボーナスを説明する場合

・In general, employees in Japan receive bonuses twice a year – in June and December.
日本の会社員は、一般的に年に2度、6月と12月にボーナスを受け取ります。

・People in Japan expect to receive bonuses regularly so there are many people who make plans in advance on how to spend it.
定期的に受け取るものなので、日本ではボーナスを何に使おうかと計画的に考える人が多いです。

また、外国人と同僚や友人とボーナスどうだった? 何に使う? と世間話をすることもあるでしょう。その際には、以下のようなフレーズが便利です。

◆ボーナスに関する会話表現

・I received a bonus for the first time.
初めてボーナスを貰ったよ。

・Yay!This is my very first bonus!
やった~!初めてのボーナスだ!

・What are you going to buy with your bonus?
ボーナスで何を買うんだい?

・Listen, my bonus was cut this year.
ちょっと聞いてよ。今年はボーナスがカットされちゃった!

知っていると安心! ボーナスに関する用語集

ボーナスに関する会話については前述した通りですが、最後に覚えておくとより一層適切な説明ができたり、話の幅が広がったりする用語集をまとめてみました。

◆ボーナスに関する用語集

・年1回のボーナス
annual bonus

・年2回のボーナス
semiannual bonus

・年末賞与
year-end bonus, Christmas bonus

・ボーナス制度
bonus system

・賞与計算
bonus calculation

・ボーナス査定
bonus appraisal

・ボーナス月
bonus month

・ボーナス効果
bonus effect

・役員賞与
officer’s bonus

・未払い賞与
accrued bonus

・夏のボーナス
summer bonus

・冬のボーナス
winter bonus

・臨時ボーナス
extra bonus

・ボーナス一括払い
pay for it out of one’s bonus

・成功報酬
completion bonus

・奨励金
incentive bonus, based on performance

・出来高制
piecework basis

・早期退職特別手当
a cash bonus for early retirement

いかがでしょうか?こうして見ると、ボーナスと一口に言っても様々な言い方や種類がありますね。一度に全て覚えるのではなく、自分が勤める会社に用意されている制度から徐々にマスターしてみてください。

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